残酷人生論
みんなは食べるために生きているが僕は生きるために食べている
byソクラテス
生存するために生きているのではないなだから、生きているのは生存しているゆえである。
私は、社会の存在なんてものを
この自分の存在よりも確実なものだと認めていない。
認めていないのだから、社会の存在が私の存在をどうこうできる道理もない
じつに自由である
人は何をもって不自由と不平を言っているのだろうか?
人が不自由と不平を言っているのは、したがって、社会を認めているからである
社会の存在を自分の存在より確実なものだと、自分から認めているのだから
社会の存在に自分の存在をどうこうされるのは道理である
『残酷人生論』毎日新聞社
著者 池田晶子
- 作者: 池田晶子
- 出版社/メーカー: 毎日新聞社
- 発売日: 2010/11/13
- メディア: 単行本
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